会社員の私は今、およそ1年前から仕事を休職している。理由は「うつ病」。今回の休職は5年ぶり3度目。うつ病になった原因は3度ともに共通している。それは長期間に及ぶ過労状態だった。
1度目はブラック管理職
1度目の発症は28歳ごろ。比較的に早い年齢で管理職に就いたせいで多忙の日々。残業時間は毎月100時間を超え、繁忙期には200時間を超えた。そのような生活を3年くらい続けていると、徐々に体調が異変が現れた。ある日、会社で倒れてしまい病院へ運ばれた。その後、いくつかのクリニックを渡り歩き、最終的に心療内科を通うことになった。医師の指導により、4ヶ月ほどの休職。一時復職したが結局、退職することになった。
2度目は育児と仕事の両立
2度目は30代後半。平日の日中勤務の会社員だったが仕事柄、休日や深夜の出勤が多く、年間休日が30日を下回る年もあった。そのような生活の中で子供が誕生。私が仕事で家に居ないことが原因で、妻がメンタルを病んだ。赤ん坊の世話をしながら、妻の面倒を見て、仕事も続けていると、私もメンタルを病んだ。6ヶ月ほど休職した後、内勤の部署へ異動させてもらい復職。
3度目は親の介護
3度目である今回の原因は介護。まず父が脳梗塞を発症して介護状態になった、父を看取った後には、母が間質性肺炎にかかりガンも併発。介護しながら育児をして仕事もこなすというハードワークが続き、金銭的な重圧も強かった。母の介護中に私が限界を超えてしまい、休職することになった。母を看取ってから約1年が経つが、まだ体調は戻らずに休職を続けている。
うつ病に罹りやすい性格
今になって思えば1度目の休職より以前にも「あの時も”うつ状態”だったのでは?」と思い当たることもある。私は責任感が強くて我慢強い性格だと思う。さらに気配りが過ぎる。それは、うつ病になりやすい人間の特徴に当てはまるタイプ。
限界を超えている事を自覚しながら、ずっと無理を続けていた。倒れるまで「ギブアップ」が言えないのだ。一つ間違えれば過労死や自死に至るかもしれない。
仕事でも私生活でも、無理をしなければならない時期はあるが、それを長く続けても良い結果にはならない。罪悪感を感じたとしても休むことは必要。それを自分に言い聞かせて今は療養している。
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