1991−1994 著者:光原伸 出版:集英社
先日泊まったホテルの図書スペースに、漫画「アウターゾーン」が置いてあった。懐かしさのあまり手に取ると、ついつい夜更かしして全15巻を一気読みした。
私が小中学生くらいの頃に、週刊少年ジャンプに連載していたSF作品で、基本的に1話完結。淡白でクセの少ない画風はジャンプらしからぬ作品だったが、掲載順序は常に後半だったので、激アツ連載作品を読んだ後の箸休めに丁度良かった。
いま読み返してみると「とても面白い訳ではないが、たまにヒット回もある」といった印象。当時は、ドラマ「世にも奇妙な物語」と、よく比較されていた。コチラは少年向けマンガなので、難解な話は無くオカルトとお色気シーンばかりだが、中には脚本を練れば映画作品になりそうなネタもある(逆に映画や実際の事件を元ネタにしている作品もある)。
意外と覚えてる話が沢山あった。中でも第一話のインパクトが最も強烈で、リアルタイムで読んでいた少年の私には衝撃だった。少年マンガで宗教の布教活動を題材にすること自体が珍しいが、私の友達の家庭が某宗教の熱心な布教活動をしていたので、とても恐ろしい話に思えたのだ。(注)漫画と違い、友達の家庭はとても平和。
ホテルから帰宅後にググってみると、2011年に一時復活して新作が発表されていたようだ。機会があれば読んでみようと思う。
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