会社員を辞めてアルバイトを始めてから約半年が経った。仕事内容には慣れてきたが時給で働く雇用形態は自分には合っていないと分かった。学生の時は日当や出来高報酬でのバイトしか経験がなく、会社員の時も早く帰りたいから一刻でも早く仕事を終わせる習慣が出来ているので、時間=報酬というのは私にとは不効率な働き方のようだ。
8月までは子どもを学校に送り出してからお昼過ぎまで労働していたのだが、職場のベテランが辞めることになり「午後も残って仕事出来ないか?」という打診があった。娘が学校や学童に慣れてきたようなので、承諾し夕方まで労働時間を伸ばした。
契約更新のためマネージャーと面談したところ、どのくらいの期間までバイトを続けられるか聞かれたので「娘にカギを預けて登下校や留守を任せられるようになれば、フルタイムの会社員に戻るので1〜2年で辞めるつもり」と告げると、ゆくゆくは社員として一緒に働くことも検討して欲しいと提案があった。少し驚いたけど、どこも人手不足だから当然かなとは思った。
数日後、ベテラン職員の送別会へ参加していると社長や常務のいるテーブルに呼ばれ、酒を飲みながら私の人となりについて聞かれた。仕事中は社員達ととほぼ雑談もしないため気が付かなかったが、自分の評価は結構高く、人柄も気に入られていることが分かった。前職の頃から私は「仕事を通じて人に気に入られるタイプである」と自己分析していたので、今の職場でもその通りだった事が証明された。
社員登用は光栄な話ではあるし、家から近く通勤は楽で地元の企業に働くことに縁をも感じるが、まだ決めるつもりはない。まだ時間はあるし色々な可能性を検討してみるつもりだ。
コメント