ガルバト:#08の感想

番組

前回に続き、TV放送とYouTube版をそれぞれ視聴した感想。

放送内容

今週は、オレンジ・チームの練習と中間発表。そして、脱落者2名の発表だった。

明かに編集方針が変わり、「別の番組か?」と思うほど、面白くなった。おそらくその理由は、佐藤PやLDH軍団の登場が最小限に抑えられて、候補者達の模様を中心に構成されていたからだろう。さらに候補者のマイナスポイントを取り上げる事も無くなっていたので、視聴中に余計なノイズを感じる事がなかった。インタビュー映像の挟み方などもテンポ良くなっていて、YouTube版の54分間も飽きずに視聴できた。視聴者コメントが圧倒的に批判が多いけど、それらを汲み取って番組を改善してくれていると感じる事ができた。

4時審査の選考基準は「歌やダンスの技術だけではなく、伸び代や人間性も重視する」と明言されたのが印象的だった。#2のインタビューで「人間性を大事にしたい」とは言っていたが、それを選考基準に明示したは今回が初めてだったと思う。これまで疑問や批判のあった見経験者の重用について、候補者や視聴者へ説明する意図もあったのかもしれない。よく「人柄で選ぶんかい!」という批判コメントを見かけるが、これはコンテストではなく、これから会社が売り出す人間を選ぶ作業なので、そういった思惑はあって当然かと思う。

今回の放送で特にクローズアップされたメンバーは以下の通り。

  • ヒナタ(3次1位):今回もリーダーを務めることになる
  • マノン(3次18位):周囲にサポートされながら練習に着いて行く様子
  • シモミュウ(3次3位):EXPG一般生ながらも、他の育成契約生に肩を並べる
  • ユララ(3次9位):リーダーを務めた結果、4次では3位に上昇

スタジオ小杉のコメントに影響を受けた訳ではないが、シモミュウちゃんが気になってきた。このまま、スクール内の序列をひっくり返す下剋上を見せて欲しい。未経験者マノンちゃんが苦戦する様子が取り上げられるのは毎回の事なのだが、この先もずっとこの調子では視聴する側としては最後まで応援するのは厳しいので、周囲の期待に応えてバケる様子を見たい。

中間発表の結果、脱落者はユチナ・オウミの2名に決定。ユチナちゃん(3次14位)は前回の放送内容で想定ができたが、オウミちゃん(3次10位)の脱落が意外。今週の放送内容ではボーカル指導を受けるシーンぐらいしか登場せず、結果発表後のフォロー面談もアッサリ終わってしまい、この子の良い所も悪い所もよく分からないまま退場してしまった。YouTubeの前回放送までのコメ欄が、落選者の映し方について批判だらけだった事を意識し、悪い印象を抱かせるシーンをカットしたのだろうか。その結果、脱落理由も分からなくなってしまった。

今週の佐藤P

前述の通り、最小限の登場に抑えられていた。きっと過去最小だろう。今回の放送を見て、プロデューサーの出番は、これぐらいで丁度良いと思った。

オレンジチームの講評において、目と鼻を赤くして声を震わせながらコメントしているシーンがあった。きっと泣いていたのだろうが、「泣き過ぎ」という批判が余りに多くてカットしたと思われる。これも編集方針が変わったと思う理由の1つだ。

ただし、このまま佐藤Pの影が薄くなってはダメだと思う。これから必要な演出は、佐藤Pと候補生達との関係性を築き、それを視聴者へ見せることだろう。佐藤Pから候補生達への思い入れがある事は彼女の涙を通して分かるのだが、候補生達が佐藤Pを、どのように見ているかが今のところ分からない。『LDHでデビューしたい』『憧れは佐藤晴美』と表明しているニコリちゃんが居るが、他の候補生達からは佐藤PやE-girlsについての言及は少ない。番組は「E-girlsの復権」や「憧れの連鎖」を掲げているが、そもそも双方の意図がマッチングしているのか不安になる。感情移入の対象になってきた候補者の口から「幾多あるオーディションや事務所の中からLDHを選択した理由」そして「E-girlsへの憧れ」などが語られたら、LDHへ懐疑的な視聴者も味方になるかもしれない。

次の見所は?

次回予告によると、

  • 合宿後半で更に2名脱落
  • 課題曲は「one-way runway」のまま、メンバー編成を変更
  • 過去最高の青春回になりそう

合宿中のトレーニングや食事中の様子も放送され候補生達のキャラクターも見えてきたので、ドキュメント番組としても面白くなってきた。合宿後編も楽しみ。

次の5時審査の結果も気になるが、今回からの編集内容から察すると、今後は「出番が少ない人=脱落の可能性が高い」という傾向が進むのだろうか?。

先にも述べたが、過去回で「ボーカルに定評」と紹介されていたオウミちゃんが、4次での脱落は意外だった。個人のスキルは高くても、全体バランスを考慮して脱落するケースは今後も現れそう。そうなると逆に、ボーカルで苦戦している、或いは未知数の候補生(コイロ、トア、マノン、マリン、ミナミ、など)が、どこまで残れるかに注目してしまう。

そもそも、このオーディションは候補生達の得意スキルがダンスに偏っていると思った。練習の様子を見ても、ボーカルに苦戦している候補生は数名いるが、ダンスで苦労している者は初心者を除いては居ない(映されない)。合宿にもボーカルの先生は帯同するが、ダンスの方は振り入れ以外は自主練ぽい。これはLDHのオーデションならではなのだろうか?。iScreamの2名以外にも歌ウマ候補生が誕生する事を期待したいが、取り急ぎはニコリちゃんのラップを見てみたい。

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