今週のTV放送とYouTube版を視聴した感想。
番組の感想
今週も見応えがあり、面白かった。”ダンス”に焦点を当てた放送回。「LDHと言えばダンス」である事が強調され、デビュー予定の新グループはダンスを重視することも明言された。そして、候補者それぞれの”ダンスの技量”と”LDHへの愛慕心”が推し量る事ができた。主な構成は以下の通り
- ダンストラックの課題発表
- 練習の様子
- ゲスト(f5ve、Ami)の登場
- 課題発表 25分
- 講評・当落者の発表
課題発表パートは、トラックを聴いた時の皆の反応が面白い。高揚、感動、冷静、それぞれ様々な反応をしていたが、特にEXPGとLDHに所属する者と、そうでない者との温度差が分かり興味深かった。「DJ DARUMAさん」というワードでピンと来ている者はLDHガチ勢だろうw。
練習パートでは、リーダー役のミナミちゃん、ソロパートを任された4名、これら役割を与えられた5名が主に映されていた。「なぜ、この4名だけソロ?」と思う人は多いだろう。この人選の理由は、当落ギリギリの者にチャンスを与えて試したのでは?と私は感じた。コイロちゃんは個人の実力は申し分ないが、”このグループにマッチするのか”を確認するため。マノンちゃんは佐藤Pの言及通り。モモ・ニコリは、これまで活躍が見え難かったためで、これはリーダー職を与えられたミナミちゃんも同じ理由と感じた。
ゲスト登場パートでも、候補者達の温度差が面白い。このオーディションでは候補者達の体育座りしている姿が印象的だったのだが、f5veまでも体育座りしている映像を見たら笑ってしまったw。体育座りはLDHの文化なのだろうか?。久々に見たAmiさんは少し雰囲気が変わっていたから母性が滲み出ていた。前の記事にも書いたが、企画コンセプトの肝であるE-girlsの映像は何度も出るが、初回放送から詳しい紹介は無く、視聴者には既知のモノとして進んでいるように感じる。どんなグループだったのか手短で良いから紹介して欲しい。

課題発表パートは、今回の山場。このダンス部分だけ30回ぐらい繰り返して観てしまった。以下は私の注目したポイント。
- ChooChooTrain冒頭:センターのコハルちゃん。インタビューではニッコニコだった笑顔と対照的なクールな表情が魅力。
- ChooChooTrain中盤:16名全員のダンスは壮観。ただ、この人数で実力が拮抗してくると、等身・骨格など持って生まれたモノで見栄えの差が出てくる改めて感じた。
- ChooChooTrain後半:後方に居るコイロちゃん、ユナちゃんの動きに、やはり目が向く。
- ヒップホップ前半:シモミュウちゃんがセンターなのに振り乱した髪のせいで、お顔が見えずにチョット残念。
- ヒップホップ後半:挑発的なニコリちゃんに目が向く。この中では低身長なのに一際目立ち、今まで以上にイキイキしているように見えた。
- ジャズ前半:圧巻のコイロパート、何も言うことは無い。
- ジャズ後半:端に位置するユナちゃんの演技がすごい。低身長なのに最も女性らしく艶かしい動きをするので驚き。
- FollowMe前半:未経験のマノンちゃんを残し続けることに今まで違和感を覚えていたが、このソロを見たら全て解決した。周りに比べて実力は及ばないが目を惹く魅力がある。最後のウインクには不覚にもキュンとした。
- FollowMe中盤:モモ・ニコリのソロがあったが、二人はこのパート以外の方が目立っていたように思った。モモちゃんは力強い動きが、ニコリちゃんは明るい笑顔が、それぞれ特徴的で大勢の中でも見つけ易い。
- FollowMe後半:全員が揃い踏みして踊る姿に、新グループのビジョンが見えた気がする。ラストでセンターに位置するトアちゃんには、もう少しインパクトを残して欲しかった。
講評・当落者の発表パートは…長かった(^^;)。YouTube版は約50分だが、課題ダンスが終わった時点が凡そ25分。番組時間の半分が、このパートに割り当てられている。しかし、各候補者達のバックヤードを丁寧に時間をかけて紹介していたので、飽きずに見ることが出来たし、むしろ番組に好印象を抱いた。
今回は脱落者へのフォロー面談の様子は無かった。脱落した2名は予想内だったが、二人とも性格の良い子に見えたので残念。4次審査の結果から感じたことは以下の3点。この傾向から察すると、ランク下位よりも中位にいる者の方が次の審査で危うい立場のように思える。
- 今まで順位は関係なく、ランク上位の者でも突然、脱落する。
- 番組で取り上げられる機会の少なかった者が脱落する。
- 実力よりも、グループのヴィジョン・コンセプトに沿うかを見極める段階に来ている。

今週の佐藤P
ダンス発表直後に映し出された佐藤Pの泣顔を見て、失礼だが思わず笑いが噴き出してしまった。感情移入し過ぎw。視聴者には不評のせいか最近は編集でカットされる事が多いが、私は楽しみになってきたのでネタに昇華して番組の名物にして欲しい。
そろそろオーディションも後半になっていると思われる。そこで改めて気になるのが新グループのビジョンであるが、佐藤Pはどこまでを手がけるのだろうか?。「プロデューサー」にも広義の仕事や役割がある。これまで主にモデルとダンサーとして活躍してきた彼女に、何が出来るのか注目である。
次の見所は?
次回予告によると、次の課題曲は14名全員でのパフォーマンスだが、パート争奪戦が行われるとのこと。いよいよ”バトル”要素が出てきて楽しみな展開になってきた。おそらく、それぞれの候補者が、歌とダンスにおいて得意なジャンルやパートを選択して争うのだと予想する。今回の課題だったダンストラックによって、個々のダンススキルがある程度可視化されたが、次回では更に個人の能力を魅せてくれそう。
各候補者への注目ポイントは…
ユナ・ヒナタ:リーダーっぷりばかりが取り沙汰されるが、実力でも抜きん出ていることを改めて証明して欲しい。
トア:Girls2ファンの私は少し複雑な思いで見ているが、彼女にはもっと頑張りを見せて欲しい。これまでは「歌が苦手」ばかりが取り上げられて、大きな印象に残る活躍も無く、毎回ヌルッと中位ランクに入り込んでいるので、視聴者の支持を得るには厳しいように思える。
EXPG生6名:4次審査は全員が通過した。「贔屓だ」という意見も見かけるが、LDHの描くアーティスト像に沿って研鑽してきた者達なのだから、ここまで残るのは当然だろう。しかし、次の審査ではそろそろ脱落者が出ると思う。予告映像でセンターで歌っていたシモミュウちゃんが一歩リードか?。年少ポジションのマノンちゃんとキャラ被りするマリンちゃんは、次はいよいよ厳しいか?。ラップが得意とするコハルちゃんは、新グループのビジョンにそのポジションが有るか否かで左右されそう。

いわゆる”外様”の候補者達:モモちゃんのコメントのように、コイロちゃんぐらい何かが突出した技量や個性がないと残るのは不利そう。しかし、直近の編集方針と合宿パートでの登場頻度から察すると、まだまだ残りそうな気もする。LDH色に染まっていない事は強みでもあるが、最も心配なケースは「合格したがデビュー前に辞退」というパターン。これだけ避けて欲しい。

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