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映画

2001 アメリカ 監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ケビン・スペイシー、ジュリアン・ムーア ★3.0

あらすじ

幼いころ父親から虐待を受けていた無気力な主人公。美しい妻と一人娘を得たが、奔放な妻は娘を連れて浮気相手と家を出た。その後、妻と間男が事故死した。幸いにも生き残った娘を引き取った主人公は、生活を立て直すべく祖先の住んでいた島に移住した。

感想

ありがちな”人生再生モノ”の地味なストーリーなのだが、俳優陣が良くて退屈せずに最後まで鑑賞できた。主演ケビン・スペイシーと”気味が悪くて冴えない男”の役との組み合わせは、この作品でもバッチリの相変。特に序盤は見ていられないくらい哀れだ。

“虐待”をテーマに扱った映画なのだが、この手の映画がアメリカ作品には多く感じる。私が観る海外映画の中では10に1つ(10%)ほどの確率で”児童虐待”がストーリー上に登場、あるいは暗示されている。それほどメジャーな社会問題なのだろうか。

日本の家庭にもきっと起きているはずだけど、児童虐待を取り扱った日本の興行作品は少ないように感じる。興行的成功に繋がらないからだろうか。あるいは未熟な脚本家や俳優が多くて作品として成立しないからだろうか。いや、私が無意識に避けているのかもしれない。

オマケ

近年、ケビン・スペイシー自身が性加害で告訴されていたが、その全て無罪や訴訟取下げになったようだ。また彼の演技が観たい。事件については、この動画を見て下さい。

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