利用の動機
ジモティの利用を始めたキッカケは、両親が住む部屋の遺品整理だった。
家電器具(液晶テレビ、掃除機、炊飯器、アイロン)、調理器具(トースター、ホットプレート、電気ポッド、大量の食器と鍋)、家具(ダイニングテーブルセット、こたつ、座椅子、折り畳み椅子)、収納用品(箪笥、衣装ケース、キャリーケース)、寝具(羽毛布団、座布団)、その他(工具、壁時計、ドレッサー、姿見、脚立、プランターや園芸用品、体重計)、etc,,,
これらの物は全てジモティで引き取り手を探して処分。売れば値段が付く物も中には有ったかもしれないが、なるべく早く処分したいという事情と、困ってる人への助けになればとの思いで、全て無料で引き渡した。遺品整理が終わった今でも娘が使わなくなったオモチャや本、靴などをリサイクルに出している。
古い箪笥や冷蔵庫・洗濯機などの大型家電は引き取り手がなく、有償処分したが総額4万円ほどで済んだ。まるまる1世帯分の一斉廃棄となると業者へ頼めば数十万円するので相当なコスト削減は出来た。その分、非常に手間はかかったが。
品物の掲載
金銭のやり取りがあるため、サービス利用にあたり身分証明は必要。
アプリやサイトへの品物の掲載に難しい事はない。メルカリのように写真撮影して説明文をアップするだけ。私の場合は上述のように大量の点数があったため途中で面倒くさくなり挫折しそうになった。
取引相手の選定
メルカリのような早い者勝ちの落札ではなく、メッセージをくれた複数の候補の中から選べる。これは良い仕組みだった。「タダで譲って欲しい」という人の中には怪しい者も少なくはないので、自衛として取引相手は慎重に選んだ方が良い。取引回数を重ねてくるとプロフィール欄の内容である程度、怪しそうな地雷を回避できるようになった気がする。
取引相手を選定したらメッセージで引渡しの日時・場所を交渉。
引渡し
私の場合は、家バレするのが嫌だったので近所の駅前やコンビニで待ち合わせをする事が多かった。
ダイニングセットやコタツなどの大物は、お互いに車で来てコンビニ駐車場で引渡し、車のない方には自宅前まで届けてあげることもあった。
毎回、どんな人が引き取り手なのか分からないので初対面の引渡しの時は一定の緊張感がある。個人と思いきや不用品回収業者だったり、日本語の話せない外国人、プロフィール写真は若々しいけど実物はヨボヨボのおじいちゃん、お菓子や飲み物をくれる気の利いた人、待ち合わせをブッチする人、など様々だったが、やっぱりお金に困ってそうな人が多い印象だった。
警戒は怠らず
前述の通り防犯上、初対面の知らない人に家バレするのは怖かったので、家まで引き取り来ようとする人は徹底的に回避したが、ある取引の際に私自身のことを聞いてきたり雑談を広げる方がいたので警戒していた。その方のプロフィールを確認すると若くて綺麗な女性の顔写真なのだが、自己紹介や取引履歴の記述文がお花畑系で友達募集記事も掲載していたので、不思議ちゃんなのか?と予想していた。
引渡し直前に「他の掲載品も見たいので家に行っても良いでしょうか」という連絡が来たので、それは即お断り。待ち合わせのコンビニ駐車場に訪れると写真通りの女性が居た。話し方も普通で丁寧にお礼もされたのだが、胸元のザックリ開いたピタピタのニット、ショルダーバッグによるパイスラで胸を強調。それらに怪しさを感じて早々に引渡しを終わらせた。
そのあと、車内で数分スマホを操作して帰ろうとした時、金髪で上下白いスウェットのセットアップを着たイカツイ兄ちゃんと一緒に、さっきの女性がコンビニから出てきてワンボックスカーへ乗り込む姿を見かけた。私のカンは正しかったような気がする。
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