スーパーマン

映画

2025 アメリカ 監督:ジェームズ・ガン 出演:デヴィッド・コレンスウェット ★5.0

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あらすじ

スーパーマンがスーパーヒーロー活動を始めてから3年、アメリカの同盟国であるボラビアによる隣国ジャルハンプルへの侵攻を阻止するが、この行動が国際的な議論を呼びスーパーマンの立場が問われることになった。その後、スーパーマンは「ボラビアのハンマー」と名乗る者に敗北した…。

感想

文句なしの面白さ!。こんなヒーロー映画が観たかった。MCUシリーズが複雑かつシリアスになり過ぎたせいでヒーロー映画は食傷気味だったのだが、本作のようなシンプルでスカッとさせてくれる映画は非常に楽しめた。映画「スーパーマリオブラザーズ」を観た時のような爽快感。現代の社会背景も取り入れてあるが、頭からっぽで観ても十分楽しめる。

開始早々、誕生譚も省いて「敗北」から幕を切ったことに驚き。設定や物語の背景も数行の字幕での説明のみ。確かに「超有名ヒーローだから、今さら一から描く必要ないよね」って思えば納得。そういえばトム・ホランドのスパイダーマンもそうだった。

そこから最後まで刺激的で面白い見せ場がずっと続き、2時間超でも全然飽きずに終わった。敵味方問わず登場キャラクターの活躍や個性を見せつつも、ちゃんと主人公を軸にして話が進むから気持ちが良いほど面白い。きっとシリーズで続くのだろうけど、初手から全部のカードを出し切ってないか?と心配になるほど盛り沢山な内容だった。

強いて難点を言えば、アクションシーンが面白過ぎて恋人ロイスとのシーンになると退屈に感じてしまう。恋仲になる過程も省略されているから感情移入も出来ず眠たくなった。そんな私のような人間のためなのか、2度目のシーンには工夫(夜景の向こうに見える怪物)がしてあり、これが良い演出だった。

仲間のMr.テリフィック人気が出そう。スピンオフが観たい。敵役ルーサーにさほどの魅力を感じなかったのだが最後の「負け顔」を見たら、なんか愛しく思えたw。バカ犬やんちゃ犬のクリプトも、ズルいぐらい可愛い。

ちゃんと泣かせるシーンもある。戦地からの「スーパーマン!」コールもウルッと来たけど、やっぱり地球の育ての親との触れ合いシーンが良い。私もいつか子供に「お前は自慢の娘だ」と言ってやりたい。ラストのホームビデオも自分の心に深く刺さった。

オマケ

普段はなるべく吹替版で見ているけど、吹替予告を見てなんとなく違うと感じて今回は字幕版で鑑賞。吹替映画を何本も見ていると「同じような声ばかりだな…」と思うようになってしまい吹替離れが続いている。

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