2009 アメリカ 監督:ジョン・ポルソン 出演:ラッセル・クロウ、ローラ・ダーン ★2.0
あらすじ
両親を殺した罪で服役していた少年が、抗うつ剤による心神喪失状態であったとの判決により釈放された。しかし、少年の余罪を疑う刑事は釈放後も少年を監視を続けていた。継父による虐待を受けていた少女は、少年の釈放のニュースを見ると少年に興味を抱き、家出をしてストーカーと化した。
感想
『アオラレ』を観てラッセル・クロウのあまりの劣化ぶりに驚いたので、口直しに『グラディエーター』を観たら超カッコ良かった。その中間期の出演作を見たくなり視聴したが、作品選びに失敗した模様。
まず、上記の画像のような銃を構えた凛々しいラッセル・クロウを期待したが、劇中に銃撃戦なんて無く「これ、どのシーン?」という疑問が湧く。さらには、劇中で少年から”冴えない刑事”と揶揄されているが、物語が終わってみれば事件解決も被害防止も出来ない本当に役立たずな刑事だったw。
そもそも、ラッセル・クロウの出番が少なく、サイコパス殺人少年と彼に付きまとう家出少女の2名ががメインの話だった。この二人の関係性が面白く、何かが起きそうで起きない。お互いに何か秘密がありそう。という緊張が終盤まで続いて目が離せなかった。だが結局は、ただの変態とメンヘラ少女だったと分かると、思わせぶりな伏線は何だったんだと言いたくなる。
話は地味だし、設定も重いし、日本では劇場未公開に納得の作品。
オマケ
釈放後の少年を引き取ったおばさん役の女優が、出番は少ないのに印象が強く残った。「どこかで観たことあるな〜」と気になって調べたら、『ジュラシック・パークの女性博士』や『インランド・エンパイアの主演』で観たローラ・ダーンという女優だった。
彼女の主演ドラマ『エンライテンド』が面白そう。
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