休職中の生活

かれこれ1年ほど会社を休んでいる。その間どのように過ごしているか。

基本的なルーティンは、朝6時ごろ起床し、娘の朝食と保育園の支度。妻と娘を送り出した後に洗濯、掃除、自分の昼食とみんなの夕飯の仕込みをする。その後は自由時間。夕方に娘を保育園にお迎えしてから夕食を食べさせてお風呂に入れる。少し遊んだりTVを観て21時ごろ就寝。平日はこんな感じで、さながら専業主夫のような暮らしぶり。まだ幼い娘の世話があるおかげで規則正しい生活を送っていられる。もしも娘がいなかったら、きっとグダグダした生活になっていたことだろう。

昼間の時間は何をして過ごしているかと言えば、基本的に何もしていない。なるべく無理をせず休むようにしている。色々と試してみたが、それで良いのだと思う。

休職開始当初の約2ヶ月は母の介護に24時間張り付いていた。母を看取った後は遺品整理に3ヶ月くらい費やした。それらが終わった後は虚無感に襲われて何も出来ない期間が長く続いた。仕事を休んでいる罪悪感もあり、「何かしなくちゃ!」という気持ちに駆られるも、何もかも上手くいかない。

資格や趣味の勉強を始めてみたが、活字を読んでも全く頭に入らず、さらには文字もきちんと書けないような状態が続いたので諦めた。サブスクで映画や海外ドラマを観て時間を潰そうとしても、登場人物の名前が覚えられなかったり、集中力が続かず20分くらいで疲れてしまったりで、これも諦めた。TVゲームも最初のチュートリアルが覚えられない。簡単なプラモデルも組み立てられない。筋トレも続けられない。楽器を始めてもすぐ飽きる。などなど、今まで好きだった事や、時間が出来たら始めたかった事は何も出来ず、結局は当たり障りのない動画やTVを見ながらゴロゴロしている日々が続いた。

そんな状態でも続けられた事は、料理と庭のDIY。どちらも頭を使い過ぎず、適度に手や体を動かずの丁度良かったのかもしれない。料理は毎日やらないといけない家事だが、仕事をしていた事よりも楽しめるようになっていた。毎日ほぼ自炊になったため、材料や調味料にも気を遣うようになった。庭のDIYは母が残した大量のプランターを処分や庭木の伐採から始めた。土や砂利を運ぶのは結構な重労働だが段々と楽しめるようになり、ウッドフェンスを作ったり自分で植栽を考えたりするようになっていた。

うつ病や休職について様々なブログやYOUTUBE動画で解説している通り、まずはしっかり休むことが大切だと思う。私も最初はそれが出来なかった。今でも休むことに対して罪悪感があるが、頭がモヤモヤしてきたら「無理しない」「頑張らない」「我慢しない」と自分に言い聞かせて、昼寝している。

コメント

タイトルとURLをコピーしました