友達から「チケット代は奢るから、一緒プロレス行かない?」と誘われた。
プロレスは小学生の頃にTVで観ていたぐらいで、試合会場に行ったことも無ければ、最近の選手などの名前も全く知らない。あまり興味の無いジャンルだが無料で見れるなら良いかと思い、友人の誘いに応じた。

新木場駅で待ち合わせ、会場に到着すると驚いた事があった。女子プロの試合だったのだ。
私を誘った友人は、LINEや会話では「プロレスは〜」「プロレスの〜」と言っていて、一度も「女子プロ」という言葉を使わない。別に女子だから残念という訳ではなく、私も事前に確認しなかったが、それって一般的なのか?。

なにか心に引っかかる物はあったが、試合が始まれば選手達の動きに視線は釘付け。最前から2列目の座席だったので臨場感がすごい。軽量の身体を活かしたアクロバット技。長身で逞しい外国人レスラーによるダイナミックな動き。お笑い担当(?)選手のMC。正統派選手からみなぎる闘気。100kg超の選手による肉弾技。初めての女子プロレス体験だったが、飽きることなくアッという間に5試合が終了。

試合後に居酒屋へ移動して乾杯。余韻から冷めない友人は試合について語りたがっている様子で、私も少し興味が湧いてきた。彼から女子プロレスの魅力を聞き出そうと思い、お酒を飲みながら色々と質問してみたのだが、底の浅い話ばかり(^^;)。おまけに男子プロレスは全く興味がないとのこと。
彼の話に相槌を打ちながら「コイツ、女子選手をアイドル目線かスケベ目線で追いかけてるなぁ」と心の中で確信した(もちろん、それも楽しみ方の一つだから否定する訳ではない)。そして「女子プロ」を「プロレス」と言い続けることは、気恥ずかしさ表れだと思うと腑に落ちた。
また機会があったら、見に行きたい。
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