チアダンスを始めて半年

娘が小学校に入学して間もない4月、学校で配られたチアダンスの体験教室のチラシを持ち帰って来て「これ行きたい!」と言い出した。3歳からダンス教室にも通っていたので同じような習い事が被るからどうしようと迷ったが娘の熱意に負けて体験に参加。すっかり気に入ったようだったので、そのまま入会を決めた。

それから娘は熱心に通い私が送迎に付き沿っていたのだが、練習会場が遠い事がだんだん面倒になってきた。我が家とは同じ区内だが少し離れた学区域の小学校体育館を会場に使用しており自転車で15分くらいかかる。雨の場合は電車で45分くらい。おまけに学校行事や選挙などで体育館が使えない事が多く、その場合はさらに離れたダンススタジオが会場になり、最寄駅から徒歩20分もかかる場所にあるので仕方なく車を出していた。

7月になると家の近所に新しいチア教室が出来るという情報を入手。今は私が送迎しているが数年後には一人で教室へ通えるようになって欲しいし、今の教室は娘と同じ学校の子供がいなく友達が出来にくそうだった事情もあり、教室変更を計画。

しっかり娘にも相談をして、体験レッスンも悪くなかったので入会手続きを行い、今の教室は9月の発表会への参加を最後に退会することに決めた。

夏休みに入ると今の教室は発表会への準備・練習が本格的になっていた。年上のお姉さん達には技術面では劣るが、娘なりに振り付けを覚えて頑張っている姿や、参加当初は苦手だった準備体操でのブリッジ姿勢も出来るようになっており、成長を感じていた。

発表会の本番当日、チアコスチュームを身にまといメイクもヘアセットもバッチリ済ませた娘の気分は上々。会場に着いて娘と別れてからは上手くやれるか本番開始まで妻と共にハラハラしていた。そして、本番のダンスは練習以上の出来!。パパは感動でちょっと泣いてしまった。

全プログラムが終わり娘を迎えに行くと、なんだかガッカリした様子。理由を聞くとグランプリを獲れなかった事が悔しいらしく、私が思っていた以上に本気だったようだ。

その翌日、朝から娘がグズっていた。理由は発表会で仲良くなれたお友達が出来ようで急に寂しくなったそうだ。「きっと新しい教室でも友達ができるよ」と慰めて学校へ送り出した。

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