母を看取ってから一年が経ち、一周忌の法要を行ないました。とても天気の良い暖かな冬の日で、お寺の境内は枯れ木ばかりでしたが、ところどころに咲き始めていた梅の花が目に入ると、昨年の満開の桜の下で納骨をした49日法要を思い出しました。
参列者は私と妻、娘、姉の4人のみ。法要自体も簡素なもので、お寺の住職を読んで頂き卒塔婆を受け取ってお墓参り。1時間程度で終わると昼食を食べて解散。
お経を読んでいる間、じっとしていられない娘を横目にしながら故人を偲んでいると、喪服を着た両親の姿を思い出したり、私自身も子供の時も法要に来たときは「退屈だな」と感じていたことを思い出しました。いつか私が死んだ時には娘が私の姿を思い出す日が来るのでしょうか。
お寺とのやり取りや住職さんとの会話にも慣れてきて、母の3回忌と父の7回忌が重なる来年の日程なども事前相談してきました。数年前に父の葬儀で初めて喪主を務めた時はドタバタでしたが、葬儀や法要を何度か経験すれば別に大したことではないです。お坊さんて高尚で特別な存在と思っていたけど、話せば普通の人間です。
母の一周忌でしたが、休職状態を続けている私自身のケジメにもなり再出発の士気を高める機会となりました。なんだか頑張れそうです。父と母に感謝。
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