沈黙 -サイレンス-

映画

2016 アメリカ 監督:マーティン・スコセッシ 出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー 原作:遠藤周作 ★4.0

あらすじ

17世紀のポルトガル。キリスト教の布教のために日本へ渡った神父が、現地で棄教したと知らせが教会に届いた。その真偽を確かめるため、二人の宣教師が日本へ渡った・・・。

映画『沈黙-サイレンス-』本予告
2017年1月21日(土)公開 原作 遠藤周作「沈黙」×監督 マーティン・スコセッシ戦後日本文学の金字塔が、アカデミー賞監督の手で完全映画化本年度アカデミー賞最有力の歴史大作がいよいよ公開江戸時代、激しいキリシタン弾圧下の長崎。師の棄教を確...

感想

岡田斗司夫のYouTubeチャンネルでこの映画が紹介されており、興味を持って見始めた。

【UG# 165】2017/02/12『沈黙 -サイレンス-』で学ぶ 信仰は半分ぐらいがちょうどよい ザビエル面白話その2
チャンネル登録よろしくお願いします お便り投稿フォーム今週はザビエル特集。今日は映画『沈黙 -サイレンス-』を解説した。2017年2月12日配信回をアップグレード。映画の舞台、ザビエルが布教を始めた長崎は平...

外国人が日本を舞台にした映画を作ると、どうしてもチグハグな点が出てくるモノだが、今作はそれが全く無くて物語に没入できた。主要キャストの顔ぶりから最初はスパイダーマンとスターウォーズの姿がチラついたが、物語が進むとすぐに邪念は消えた。

とても興味深い映画だった。「面白い」とは少し違う感想になるが、物語の背景にある当時の文化、歴史、政治、宗教観などの様々な知的好奇心がそそられた。この年齢になったからこそ楽しめる映画だと思う。

宣教師であり西洋文化にいる主人公側の考え方や行動には、日本人である私には理解できない点もあるのだが、それが逆に興味を持たせることになり、鑑賞後は教養としてキリスト教の歴史や考え方を解説する動画を見まくっていた。

オマケ

1971年の『沈黙 SILENCE』も観た。製作した年代や予算スケールの違いで見劣りしてしまうのは仕方ないが、2016版のエピローグ部分に当たるシーンがゴッソリ無いので、全く異なる印象で映画が終わった。

Silence (1971) Original Trailer [FHD]
Directed by Masahiro Shinoda. With David Lampson, Don Kenny and Tetsurô Tanba.Silence Blu-ray (JP) Blu-ray (FR)

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