2013 カナダ 監督：ドゥニ・ヴィルヌーヴ 出演：ジェイク・ギレンホール、メラニー・ロラン、サラ・ガドン、イザベラ・ロッセリーニ ★3.5
あらすじ
大学講師のアダムは、偶然見たレンタルビデオの映画の中に自分と全く瓜二つの俳優を見つけた。その俳優に興味を持ったアダムは、俳優の事務所や住所を突き止め、ついに対面する。双子ではないにも関わらず、顔や声だけでなく生年月日まで一致することに恐怖を覚え距離を置いたが、俳優の方からお互いの恋人と妻を一晩交換するよう脅迫されるのであった。
感想
ジェイク・ギレンホールは大好きな俳優の一人で、もしも希望する容姿に生まれ変われるならば、彼のようになりたい。そんな彼が一人二役する作品となれば、もう観るしかないでしょう！。
やはりジェイクはカッコイイ。冴えない講師役には哀愁があり、強気な俳優役には色気があり、それぞれ魅力的だった。
作品内で明示はされないが、きっと二人は同一人物なのだろう。後から振り返ると３名以上で会話をするシーンも存在しないので間違いないと思うが、２名の人格が入れ替わって二重生活をしているのか？、それとも片側の人格の行動は過去の記憶のもので時系列を変えて見せているのか？、あるいはその両方か？、と色んな解釈や謎解きができるのが面白い。『ファイトクラブ』と同じようなトリックではあるが、こちらの方が地味だが味わい深くて好き。
タイトルと予告、さらには時折現れる巨大な蜘蛛のシーンのせいで、最後までSF的な展開を待ってしまい騙された。さらには、解説サイトを調べずには居られないような唐突なラストシーンに呆気に取られたw。
オマケ
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督でジェイクも出演している『プリズナーズ』も面白い。また観たいと思ったが、小さい子供が被害に遭うハードな話なので、精神的にタフな時でないと怖くて見る事ができない・・・。
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