母が亡くなってから間もなく部屋の片付け遺品整理を始めた。取り急ぎは遺体や祭壇を置く場所が必要になるし、弔問客も来るのでそれなりのスペースが必要だった。
レンタルしていた介護ベッドや簡易トイレ、車椅子、酸素吸入機など返却してから、まずは手始めに普通ゴミで捨てられる物を順次処分。
母は掃除好きだったので目に付く場所は整理整頓が行き届いていたが、箪笥やクローゼットの中を確認すると色々な物を溜め込んでいて驚いた。絶対に使わなような物でも、捨てられずにとっておく性格だった事が死後になって分かった。
100足以上ある靴下。何着もあるヨレヨレにくたびれた同じようなデザインの服。など、衣類品から着手。途中で姉が「私に整理させて欲しいから少し時間をちょうだい」と言ってきて、少し鬱陶しかったが、姉にも思い出の整理をする時間を与えてあげた。
次に、冷蔵庫の食材を処分してからキッチン周りの収納物を確認すると驚愕。大量の未開封調味料を発見。サラダ油や醤油のボトル、塩や砂糖の袋、などなど全部で50個ぐらいあった。とっくに賞味期限が切れた物もあり、一番古いもので10年以上過ぎていた。トイレに流したり燃えるゴミに出したが、大量のサラダ油の処分は一苦労。使いかけのアルミホイルや食器洗剤などを何十本も発見すると「元気に見えてい頃でも、もうボケ始めていたのかも・・・・と思った。
食器や調理器具も大量に出てきて「飲食店かよ!」っていうぐらい出てきて、これらの処分がまた面倒。フリマや寄付に出そうとしたが、割れないように梱包して車に乗せる作業が面倒くさくて断念。最終的に無料で一括引き取りしてくれる業者をジモティで見つけて助かった。
クローゼットの寝具類も大量。燃えるゴミの回収日に一度に大量のゴミ袋は出せないので、体積の嵩む毛布類は何回か分けてゴミへ出し、ゴミ袋に入りきらないような大きな羽毛布団などはカッターで切り分けて処分。
これだけでも面倒だったが、まだまだ序の口だった。
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