遺品整理(2)着物や洋服

意外と処分に苦労したのは両親も衣服類。クローゼットに入りきらないほど大量の衣服が有り、衣装ケースも山のように積まれていた。何年も来ていない服や、とっくに亡くなっている父の物まで残っていた。

かなりの量だったので迷わずポイポイ捨てていると、姉からストップがかかった。

姉からの横やり

姉から「心の整理をしながら、ゆっくり私に片付けさせて欲しい」と頼まれたので、待ってあげる事にした。しかしながら3ヶ月経っても片付けは一向に進まなかった。それどころか全く家に来る様子もないので、私も痺れを切らして姉に最後通告をした。それでも片付けをしに来ないでので、私による処分を再開した。

片付けをして分かったのだが、どうやら姉は自分の荷物や服を母の部屋に置いていたようで、それらを処分されると困るので待ったをかけていたようだ。しかし、あいにくと既に私が処分してしまった物もあったようだ。

私が処分作業を再会すると、やっと慌てて片付けを始めた姉。姉の片付け作業の様子を見て「なぜ、こんな物まで捨てずに残すのか?」と不思議に思っていると、「これ、全部フリマに出すから車を出してちょうだい」と言い出す姉。

「面倒くさいな〜」と思いながらも、姉弟の情けで付き合ってあげる事にした。

フリーマーケットへ出品

姉が出品するフリマは、隣の区にある大きな公園で催されるイベントで、出店スペースをレンタルしたら販売や搬出入は各々で行う仕組みだった。

当日の早朝と夕方、私の車を使って荷物の積み下ろしと運搬を手伝ってあげた。イベントが終わると「全部で〇〇円分になったよ〜」と報告ながら姉は喜んでいた。しかしながら大量の売れ残りもあり、結局それらは家に持ち帰って、後で私が分別して廃棄処分をした。結局、姉の自己満足に付き合ったおかげで、無駄に時間と手間を浪費する事になっただけだった…。

大事にしまっていた着物は…

洋服類とは別に、着物類が入った衣装ケースが6個分もあったので、これらは買取業者を手配して査定を頼んだ。母が何十年もの間、ずっと大事に保管していた物のようなので、母の生前中に処分する許可は得ていた。

母は値打ちのある着物ばかりだと言っていたが、業者による査定結果は殆どが引取不可で、総額で5千円程度にしかならなかった。お金は期待していないが、母が聞いたらとてもガッカリしただろう。

これに懲りて、私も自分のクローゼットを見直して着ていない服を捨て始めた。

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