遺品整理で最も重労働だったのは、バルコニーに置かれた大量のプランターだった。
プランターの植物は、母が体調が悪くしてから世話をすることもなくなり殆どが枯れていた。それらを1個づつ伐採していたが、ブロック屏まで張り巡らされた”蔦”を剥がして除去する作業が大変。
植物の伐採と廃棄が終わると可燃ゴミとして捨てたが、残った土の処分に頭を悩ませる。土はゴミとして捨てることが出来ない。廃品回収業者でも請け負ってくれない。どうしてもという場合は専門の産業廃棄物回収業者に高額で頼む必要がある。
結果、「土は土に埋めてしまおう」ということにした。しかし我が家には庭が無い。敷地内の土地は土間コンクリートが砕石で覆っている。仕方がないので砕石を一時撤去し、その下の防草シートを全て剥がして土を露出させ、そこへ余った土を埋める。という作業をした。
これがかなり重労働。砕石と土が重たくて腰を痛めそうになり、何度も途中で投げ出したくなったが、1ヶ月かけてようやく終了。ついでにダイエットもできた。ホームセンターの園芸コーナーで売っている土を見かける度に「土なんて2度と買うものか!」と思うようになった。
最後に余った空のプランターはジモティで引き取ってもらうと、バルコニースペースもスッキリ。枯れずにいた正体不明の鉢植えは私が育てることにた。その後、私自身が植物に興味を持つようになり庭のDIYにハマったが、それはまた別の記事に書こうと思う。
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