We are Girls2 /Girls2

音楽

2022年1月リリースのアルバム。1stフル・アルバムであり、実質的なベスト・アルバム。

80’s Lover

これまでの作風と大きく異なり、R&B調の曲に本格的なラップ・パートを盛り込んだ意欲作。以前から大人っぽい楽曲へ遷移するだろうと思っていたが、予想を2段階ほど早く飛び越えてきた。ボーカルリレーの割振も秀逸で、今後のグループ内の役割を打ち立てた。

キラ・ランによる初のラップが最も分かりやすい変化だが、やっと百花ちゃんの真価が発揮された事に大きな喜びと驚きを感じた。メインボーカルでの分量は多くないが、コーラスやオブリガードで大活躍。R&B好きを自称していた彼女の歌声が冴え渡り「これこそ、隅谷百花だ!」と言いたくなる。

0:23からの桜花ちゃんパートが好きで、ビートの乗せ方が上手くて心地よい。申し訳ないがラップの二人よりラップしている。美咲ちゃんも歌の表現力が上がったと感じた。彼女の歌はmagical2の頃から、チョット硬くて暗い印象を持っていたが、憂いを含んだ歌にマッチする事に気づいた。

そして、クレアちゃんの使い方が上手い!。それは「Ba ,Ba,,,,」で如実に感じる。彼女の声は唯一無二の楽器のようだ。ミナミ・トアのソロパートが無いのは、大人っぽい曲に仕上げるための選択だろうか。

人人人生紹介ソング

コミカルな自己紹介ソング。80’sLoverで新機軸を打ち出す一方、既存のアイドル嗜好のファンを喜ばせた曲。このグループの魅力である幅の広さを改めて示した。

メンバー卒業に伴い続編が作られたが、この最初のバージョンは発表から1年3ヶ月しか披露する期間がなく、賞味期限の短い曲になってしまい残念。

他の収録曲

新曲2曲の他にリリース済みの曲が収録されている。どのような基準で選曲されたかを考えたが、下記のようにまとめると、納得の結果だった。

  • タイトル曲で収録されなかった曲
    • ジャパニーズSTAR
  • カップリング曲で終了された曲
    • Chu-Lu-Chu-Chu
    • スキップ!
    • HERE WE GO

パート割り

表注釈:色付=歌唱パートあり(サビ除く)、太字=歌唱パート多め、太枠=センター(または中心的存在)

この時期からセンターという概念が無い(分からない)曲が増えた。80’sもそうだが、この曲は序盤センターの阿修羅ミサキの印象が強い。8人になってから腕の数が4本に減ってしまったのが残念。

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