C’mon Neo Zipang!!! / Juga Juga JUNGLE /Girls2

音楽

2022年4月リリースの作品。この頃から映像盤がブルーレイにも対応し、今までのDVDで不満に感じていた映像がググッと鮮明になり、この作品もカラフルな衣装やセットを十分に楽しむことが出来た。

C’mon Neo Zipang!!!

タイトル曲としてはトアちゃんが初のセンター。この曲からラップも挑戦。春らしいパステル・カラーの衣装が印象的。とりわけ、ミナミちゃんのデコ出しツインテールのインパクト大。

ライブやイベントでも”チュワパネ”に代わってトリになる事が多くなった人気曲。テンションが高くて盛り上がるが、歌詞を冷静に振り返ると支離滅裂で面白い。なぜ、ジパング?。

Juga Juga JUNGLE

最初にタイトルが発表された時は「ジャガ、ジャガ…?」と訝しげに思い、てっきりパーティーソングだと予想したら、全く違う大人っぽい曲だった(^^;)。80’sLoverに続いて夜を感じさせる曲で、ライブでもガラッと雰囲気を変えてくれる。

2曲目は極彩色の衣装。ブルーレイで見ると、とても綺麗。特にダンスVerの方を何度も観た。センターのキラちゃんは堂々たる存在感を発揮している。しかし衣装が残念。ロングスカートは似合っているが足の動きが見えないため、この曲のダンスの見栄えを減殺しているように感じた。

この曲は特に蘭ちゃんの上手さに下を巻いた。ダイナミックな動きをしながら、細かいディティールまで鮮明に魅せるので、ダンスから発せられる情報量が突出している。例えるならハイビジョン画質で見ているのに、蘭ちゃんだけ4K画質で見える気分。

私の注目は、もう一人いて「美咲ちゃんて、こんなにダンスが上手かったけ!?」と驚いた。終始とても美しいフォームをキープして、身体に鉄の芯でも入っているかのような体幹の強さを感じる。この頃から私市場でミサキ株が急上昇して最高値を更新した。

Flutter

こんな曲をずっと待っていた。”スキップ!”以来のポップ・バラード。失恋で終わった告白は、”センチメートル”の続編を想起させる。歌詞の主人公の健気さに、ユズハ&モモカの叙情的な歌声が相待って、涙腺が緩む。

よく聴くと、二人の歌声や表現方法の違いによって、歌詞の主人公への印象が変わるように感じた。柚葉ちゃんの歌声はウェットで、まだ未練を残しているように感じ、一方の百花ちゃんはドライで、気持ちの整理を付けつつあるような印象を受ける。ちょっと違うタイプのボーカルだが相性が良く、この二人がベストセレクトだと思う。もしも、また失恋ソングをリリースする事があれば、今度はクレアちゃんのボーカルで、可哀想になるくらいの傷心ソングを聴きたい。

MVは無いけど、レコーディング・ブースの映像は珍しくて面白い。ライブの度に振り付けや演出が変わるような気がしたのだが、試行錯誤中していたのだろうか?。

パート割り

表注釈:色付=歌唱パートあり(サビ除く)、太字=歌唱パート多め、太枠=センター(または中心的存在)

基本的に、キラ・トア・ランをラップ班に置き、1曲に2名づつメインボーカルを務めるバランスの良い割り振りだった。本作以降の曲は殆どにラップ・パートが加わり、今後の役割や方向性も明確にした作品となった。

衣装にも変化が見られ、グループの特徴であるカラフルな衣装は踏襲するが、グループやメンバー自身の成長に伴い健康的な範囲で肌の露出も増えてきた。彼女達が中学生の頃から見ていた、おじさんファンには気恥ずかしい(^^;)。

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