20XX年。
実家の母から相談したい事があると切り出された。てっきり父の介護の相談かと思いきや、実家の土地について揉め事が起きているとの事だった。
実家は借地である。建物は登記上は私の亡くなった祖父の名義で、戦時中に地主と契約して家を建てたようだ。当時の地主は既に亡くなっているが、最近になり代理人を名乗る不動産会社が現れて、近隣一帯の借地人へ対し再契約と更新料を求めているようで、私の実家もその対象になっていた。
不動産会社から届いたとされる文書を母から渡され、その内容を見て驚いた。
- 非常に一方的な主張
- 根拠のない算出方法による金銭要求
- 誤字・脱字だらけ
ビジネス文書としてはとても疑わしい文章のため、「これは詐欺かも・・・」と思ったが、とりあえず母に代わって私がアポを取り、まずは話をする事にした。
並行して、無料弁護士窓口にも相談してみた。
弁護士によると、
①こんな粗末な内容の手紙は珍しい
②支払いの義務は無い
③念のため土地・建物の登記を確認した方が良い
④地主に直接確認した方が良い
との見解で、③④はすぐ実行した。
③の登記簿は母が法務局へ行き入手した。土地の名義は地主になっていた。建物の名義は10年前に亡くなった祖父のままだった。
④の地主への確認は、母から手紙&電話でコンタクトしたところ、例の不動産屋へ更新手続きを依頼している事は間違いなかった。
オマケで分かった事だが、祖父名義の建物には銀行の抵当権が付いている事が分かった。この借金は完済しているのだろうか?。もしも建物や借地権を私が相続した場合、どうすれば良いのだろう?。
不安や疑問を抱えつつ事前確認を進め、怪しい不動産屋と対峙することになった。
続く…
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