かれこれ1年ほど会社を休んでいる。どのように毎日を過ごしているか振り返ってみた。
ルーティーン
朝6時ごろ起床し、娘の朝食と保育園の支度。妻と娘を送り出した後、洗濯と掃除を済ませてから、夕飯の仕込み。その後の日中は自由時間。夕方に娘を保育園へ迎えに行き、帰宅後すぐに夕食を食べさせてお風呂に入れる。少し遊んだりTVを観て21時ごろに就寝。
平日は専業主夫のような暮らしぶり。幼い娘の世話があるおかげで、規則正しい生活を送っていられる。もしも娘がいなかったら、きっとダラダラした生活を過ごしているだろう。
空いた時間は出来るだけ何もしない
日中は、基本的に何もしていない。なるべく無理をせず休むようにしている。色々な時間の潰し方を試してみた結果、うつ病の療養には”何もしない”が最善だと思ったからだ。
休職開始当初は自宅で24時間、母の介護に追われ、母を看取った後は遺品整理に時間を費やした。それらが片付いた後は、虚無感に襲われて何もやる気が起きない時期が長く続いた。仕事を休んでいる罪悪感も生じて「何かしなくちゃ!」という強い気持ちに駆られたが、何もかも上手くいかなかった。
資格や趣味の勉強を始めてみたが、活字を読んでも全く頭に入らず、文字を正しく書くことが出来ない状態も続き、勉強は諦めた。映画や海外ドラマを観て時間を潰そうにも、登場人物の名前が覚えられなかったり、集中力が続かず20分くらいで疲れてしまったりして、これも諦めた。TVゲームも最初のチュートリアルが覚えられない。簡単なプラモデルも組み立てられない。筋トレも楽器の練習も続けられない。今まで好きだった事や、やりたかったハズの事は何も出来ず、結局はショート動画やTVを見ながらゴロゴロする日々が続いた。
やる気が湧いたコトだけやる
そんな状態でも続けられている事は、料理と庭のDIY。どちらも難しい事は考えないし、適度に手や体を動かすことが丁度良いいのかもしれない。料理は毎日の家事だが、仕事をしていた事よりも楽しめるようになった。毎日自炊するため、材料や調味料にも気を遣うようになった。庭のDIYは、母が残した大量のプランターを処分や庭木の伐採から始めた。土や砂利を運ぶのは重労働だが、徐々に楽しめるようになり、ウッドフェンスを作ったり自分で植栽を考えたりするようになった。
休職中は、まずはしっかり休むことが大切だと思う。私も最初は、それが出来なかった。今でも休むことに対して罪悪感があるが、頭がモヤモヤしてきたら「無理しない」「頑張らない」「我慢しない」と自分に言い聞かせて、昼寝している。
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