旧交を温める

昨年の秋ごろから、しばらく疎遠だった友人・知人達に連絡をとり、久々に顔を合わせてお茶する。といった活動を趣味にしている。

動機

そんなことを始めた理由は、40代を過ぎてから身体のアチコチに不調が現れ始め、健康についての重要性を痛感する日々の中、両親が70歳前後で亡くなったことや、前職の同期だった女性が40代の若さで亡くなってしまったことを思い出したら、まだ元気で動ける今のうちに、可能な限り多くの友達と会っておこうと思ったからである。

幸いにも現在、会社員を辞めて時間に余裕がある状況にあるため、早速行動に移した。

まずは接触を試みる

現在の連絡ツールといえばLINEだが、スマホの普及以前から疎遠になっている友達ばかりなので、当然LINEのIDなども分からない。連絡を取る手掛かりとして持っているのは、携帯電話の番号・キャリアメールのアドレス・年賀状の住所、SNSのアカウント、ぐらいである。

まずはメルアドを知っている者から連絡を試みたが、成果はゼロだった。ほとんどが「アドレスが存在しません」で返ってきた。まぁ最初から結果は分かっていたよ。だってドメイン名が”vodafone”とか”ezweb”だもんw。

続いては携帯番号への連絡だが、何年も連絡がない人間から急に電話がかかってきたら驚くと思い、ショートメールを送った。これは功を奏して何人かと繋がることが出来た。番号ポータビリティのおかげか、学生の頃から変わっていない人が多くて驚いた。

さらには年賀状の住所へのハガキ送付。そもそも年賀状のやり取りが殆ど少なく、ちょっと面倒な作業だったため、仲の良かった1名しか送らなかった。そして返事はなかった。

最後にSNSアカウントを探して接触。X(旧Twitter)、FaceBook、mixi、この中から探して連絡してみたら、ほとんどの人から返信があった。中には数ヶ月後に返事が来た者もいたが、私もSNSは殆ど見てないないので当然の事だろう。mixiなんてチョー久しぶりで、面白いから十数年ぶりに日記を書いてみたw。

怪しまれないように…

10年、20年も疎遠の友達から突然「久々に会ってお茶しよう」などと誘われたら、警戒するのは当然だろう。マルチ商法か宗教の勧誘と思われても仕方ない。私自身もそういった経験がある。

そのため出来るだけ怪しまれないよう、メッセージ文章には気を使った。返事が来ても3〜4往復のやり取りをしてから、やっと警戒が解けたと感じることあるし、実際に会うまで警戒していたという者も居た。

人生いろいろ

活動を初めてから約1年。10人以上の友達と会う事ができた。主に学生時代の友達が多かったのだが、卒業以来の再会だったり、二人きりで会うことが初めての者もいた。最初はお互い少しの緊張感があっても話をすれば昔のように打ち解けることが出来た。

卒業して四半世紀もすれば皆、様々な経緯をして色んな話を聞かせてくれた。

  • 人口透析を受けながらも起業を頑張っている人
  • アルコール中毒になってしまい生活保護を受けていた人
  • 親の土地にマンション建設を計画している人
  • 事故で背骨を折る大怪我をした人
  • 幸せそうに見えるが、お酒の飲み方が心配な人
  • うつ病の長いトンネルを抜けた人
  • 大手起業の部長になり年収1000万を超えた人
  • ボーナス全額を風俗に溶かす人
  • 不妊治療の末に養子縁組した人

単純に楽しかっただけではなく、私に人生の糧になりそうな情報やエネルギーも得られた。1度きりの再会で終わらせたくはないし、連絡は着いたけど再会は出来ていない友人もいるので、今後も継続したい。

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