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住まい

遺品整理 姉弟摩擦

両親の死後、遺産と呼べるようなモノは無かったので相続の争いはなかったが、遺品整理を巡って速やかに行いたい私と、思い出に浸りたい姉の間に、摩擦が生じた。我が家は玄関から全て完全分離した2世帯住宅で、建築当初から父母が亡くなった後には空いた部屋...
住まい

遺品整理 着物や洋服

遺品整理で意外と量があったのは衣服類。クローゼットに入りきらない衣装ケースも山のように積まれていた。何年も来ていない服やとっくに亡くなっている父の物まで。邪魔なのでポイポイ捨てていると、姉からストップがかかった。「心の整理をしながら片付けさ...
住まい

遺品整理 大量のゴミを処分

母が亡くなってから間もなく部屋の片付け遺品整理を始めた。取り急ぎは遺体や祭壇を置く場所が必要になるし、弔問客も来るのでそれなりのスペースが必要だった。レンタルしていた介護ベッドや簡易トイレ、車椅子、酸素吸入機など返却してから、まずは手始めに...
暮らし

母の介護 亡くなる直前の様子

亡くなる1ヶ月くらい前からは顔や目に生気を感じなくなり、すっかり食欲も落ちていた。母が通っていた馴染みの喫茶店からお気に入りのココアとサンドイッチをテイクアウトしても全く口にしない。そんな状態にも相変わらず目を離すと酸素チューブを自ら外して...
暮らし

母の介護 緩和ケア病棟

自宅で母の介護を続けながら、緩和ケア病棟へ移る準備も進めていた。人生の最期は家族と共に自宅と過ごすのか、家族と別れても手厚い看護を受けながら過ごすのか、母にとってはどちらが良いのだろうか迷っていたが、事前の登録手続きだけは済ませておいた。迷...
暮らし

母の介護 酷い病院もある

ある日の訪問看護中に看護師さんから酸素濃度が低くなっていてチアノーゼの可能性があるとの報告を受けた。「チアノーゼって何ですか?」て思いながらも取り急ぎかかりつけの医師に電話相談したところ、救急車を呼んで病院へ行くように指示を受けた。指示通り...
暮らし

母の介護 正念場

2度目のガンマナイフ手術以降、認知症の症状がどんどん進んでいた。まず時間の感覚が分からなくなり時計も読めない様子で、窓の外の空を見ても昼夜の判断が出来ていなかった。亡くなった父を探し始めたり、私を父と間違えるようにもなっていた。さらには、自...
暮らし

母の介護 介護保険の申請

母のガンが進行して自立不能になると、すぐに介護の準備を進めた。まず、地元市区町村の相談窓口を訪ねて介護の相談をした。窓口の方はとても親切で、介護保険についての内容や申請方法の説明をしてくれて、その場ですぐに申請をした。それから2週間ほど経っ...
暮らし

母の介護 病院での扱われ方

母のガンが悪化して治療の見込みがなくなってからは終末医療の準備を進めたが、最初は具体的にどうすれば良いのか分らなかった。母は元々は間質性肺炎で大学病院へ通院していたので、主治医は呼吸器内科の先生だった。ガンについては専門外なので自分の分野の...
暮らし

母の介護 ガンの発見と治療

2022年の6月、母にガンが発見・告知されて約半年後に亡くなった。本当にあっという間だった。母は持病の間質性肺炎(肺の組織がだんだんと硬くなる病気)で定期的に近所の大学病院で検査・通院していた。ある日、レントゲンで肺の近くに影を発見したので...