2022年8月リリースの作品。
Shangri-la
百花ちゃんパート多めで彼女の歌声が冴える良曲で、後のツアー・タイトルにも冠した曲なのにMVが残念でならない。みんなでワチャワチャしているだけで、他の演出やドラマ性も無く、ハッキリ言って全く面白くない。タイトル曲なのに再生数が伸びていないのは、そのためだと思う。悪天候で花火撮影が中止された逸話を聞いた記憶があるが、そのシーンが有れば違う出来だったかもしれない。
ダンプラの方が遥かに彼女らの良さが分かるので、そちらの動画を貼りつけておく。ダンス・センターの蘭ちゃんは、この時期にヘアースタイルがコロコロ変わっていたが、この動画のウェーブがかったロングが一番似合っていると思った。
発表当時は「百花ちゃんのメインボーカルなのに、なぜセンターに据えないのだろう?」と少し不満に思ったが、歌もダンスも主役にしてしまうと「隅谷百花 with Girls2」に見えてしまうなぁ…と気付き、納得した。

Swipe Up
ダンスにおいては、この曲が最も好き。そういう訳でコチラもダンプラ動画を貼り付けた。とにかくカッコいい。他の曲は”可愛い”と”カッコいい”が共生したフリが多いが、この曲は”カッコいい”に振り切っているのが特徴であり魅力。全員スゴイが、とりわけ桜花ちゃんがカッコよく、長身痩躯なスタイルと時折見せる勝気そうな表情が、この曲と相性バッチリで、いつも以上に大きな存在感を放っている。
Seventeen’s Summer
リリース時は”おふざけ曲”という印象だったが、現在は全く違う意味を持ち、このグループの作品の中で最も哀愁を誘う歌になった。「17歳の夏」というタイトルは、メンバー達の等身大の年齢でもあったので「学校行っちゃお」のように賞味期限が短い曲になりそうだと思ったが、リリースから年を重ねるごとに味わい深くなる。友人と過ごす楽しく眩しい日々を歌っているが、それは決して続かないし2度と戻らない事を大人ならば知っている。「永遠に続いてよ」「一生、一緒でしょ」などの歌詞は切なくなってしまう。メンバーの卒業もあり、その思いはより一層だ。真夏よりも秋に聴くとグッとくる。
パート割り

表注釈:色付=歌唱パートあり(サビ除く)、太字=歌唱パート多め、太枠=センター(または中心的存在)
SwipeUpの歌割りが、ボーカル3名、ラップ3名、コーラス3名、とハッキリ分かれていて面白い。この頃のキラ・トア・ランは基本的にラップ班で定着していたが、彼女達の歌も好きだったので残念に思っていた。17sはトアちゃんの声質が最高に相性の良い曲だった。「エッんモ〜〜」
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