家を建てるまで 14:隣地境界線トラブル

住まい

境界線の調査

ハウスメーカーに敷地調査の際には、必ずお隣さんとの境界線を聞かれる。今まで住んでいながら意識した事が無いが、よく見ると敷地の数カ所に杭が打ってある。これが境界の印だった。そして、境界にある塀やフェンスは、どちらの家の所有物か聞かれたが、サッパリ知らなかった。

母にも協力してもらい、分かったことは…

・東側のブロック塀は隣家の所有物。最近、先方でフェンスも改修しているから間違いない。
・南側のブロック塀は我が家の所有物。我が家のポストが固定されてるから間違いない。
・西側の簡易フェンスは我が家の所有物。しかし祖父が隣家に無断で設けたらしい。

少し曖昧さを残した上で、測量と設計を進めていた。

クレーム発生

解体工事の直前、西側の隣家と境界線についてのトラブルが発生した。着工のご挨拶に回っていた際に、現在の境界線についてクレームを入れてきた。我が家と西側の隣家の土地は同じ住所で、登記上でも1つの土地とされている。それを2分し、それぞれ地主と借地契約している。境界を示す線や杭は現在が無い。

昭和20年代に住み始めて以降、ずっと曖昧だったが、約20年前に隣家が改築中に祖父が無断でフェンスを作ってしまった。と、先方は主張する。さらに、先方が指摘する場所には以前に境界を示す杭が打ってあったかのような形跡があった。そういった過去の経緯があるから、今回を機に改めて境界をハッキリしたいと要望だった。

再調査と設計変更

隣家の気持ちは理解できるし、祖父の所業も申し訳ない。私も後年にトラブルにならないよう、ハッキリしておきたかったが、パナホームの営業と設計士が頭を抱えていた。もし、境界線が今の想定から20cmでもズレてしまうと敷地内の配置計画が変わるため、基礎設計からやり直すことになるそうだ。

隣家の主張は「二分した土地の総面積は、ちょうど等しくなるはずだ」とのこと。この主張を裏付けする古い図面も我が家に残っていたので、隣家の土地を含めて再び測量を実施した。

測量結果を基に、西側にある現在のフェンスの位置は無視し、お互いの総面積を等しくしながら、設計への影響が最小限になる境界線の位置をハウスメーカーに検討してもらった。

交渉

ハウスメーカーが導き出した新たな境界ライン。これを隣家に承認してもらえば良いのだが、一筋縄では納得しなかった。現地確認や図面提示などを重ね、3度目の交渉で無事に決着したが、この件で着工が大幅に遅れた。

それだけで終わらず、工事中にも再びクレームが来た。境界に設けるフェンスについて、隣家が口を出してきた。「境界線にフェンスを建ててしまうと、敷地内に通行が難しくなるスペースが出来てしまい困る」と隣家が言うので、フェンスは設けずブロックの敷設にした。

ところが工事後半になってから「やはり、フェンスを設けてくれ」と言い出してきた。また話が拗れると厄介なので、先方の要望を呑みフェンスを設けることになった。しかし、追加の工事費用は半分づつ折半してもらった。

今回の件で、ご近所トラブルには慎重かつ丁寧に臨む必要性を学んだ。

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