預金口座の相続:前編

昨年に亡くなった祖母の銀行預金口座は、本人が亡くなる直前は孫である私が口座を引き継いで管理していた。本人死亡後に口座を解約して現金を引き出すまで、全ての手続きが完了するまで1年以上の時間がかかってしまい、とても面倒だった。

家族関係

私が祖母の口座を引き継いだのは、それまで管理をしていた母にガンが見つかり余命宣告をされてからだった。その半年後に母が亡くなり、その翌年に祖母も亡くなった。

配偶者である私の祖父、長男である父、長女である叔母、祖母の妹、などの直系親族は全員他界しており、次に相続権を有している者は私を含めた3人の孫。

祖母自身は、およそ15年ほど前から認知症によって老人ホームで生活しており、資産と呼べるようなモノも無いため、生前に家族間で相続の話し合いなどは無かった。

2つの預金口座

私が引き継いだ祖母名義の預金口座は2つ。

①共立信用組合:年金受取のための入金口座。銀行印あり。キャッシュカード無し。

②ゆうちょ銀行:老人ホーム利用料の自動引落し口座。銀行印が不明。キャッシュカードは有るが暗証番号が不明。

入金用①と出金用②の口座が別れているため、年金が入金されたら都度、老人ホームに支払いお金を移す必要がある。ところが①のキャッシュカードがないため、平日の日中に窓口で手続きする必要があるのだが、毎月そんな事をしていられない。何故そんな面倒な状態にしていたかは不明で、引き継いだ時にはそうだった。せめて、新たにキャッシュカードを作ろうと窓口相談すると、名義者本人がそれを承諾できる状態では無い(認知能力が無い)との理由で断られた。

そもそも、祖母の年金だけでは老人ボーム利用料金には足りないし、私が引き継いだ時点での口座残高が2つとも数万円程度しか残っていなかったため、仕方なく私の銀行口座からお金を出金用②の口座を振り込んでいた。

祖母が亡くなり老人ホームの最後の精算が終わった時点で2つの口座に残った預金額は、およそ20万円づつの併せて約40万円。

祖母の口座に残った預金といえど、実質的には老人ホーム料金を建て替えた私のお金。さらには葬儀代やお寺へのお布施、入院時の費用なども併せて200万円近くを私が支払っているのだから、3人の孫の中で代表相続権は当然、私に有ると思うし他の2人からも異論は無かった。

名義者本人が亡くなった事を黙って預金を引き出そうとも考えたが、後からバレると面倒なことになりそうなので正攻法でお金を取り戻すことにした。

相続に必要な手続き

窓口で口座凍結と現金引出しの相談すると、私のケースは遺書や遺産分割協議書などが無くても、以下の書類を提出すればOKとのこと。

1、相続権を有する全員の署名・捺印がされた同意書類(銀行指定の用紙)

2、故人と相続権を有する全員の身分証明(戸籍謄本、印鑑証明書、など)

最初は「案外、簡単に終わるかも」と思っていたのだが、結局は何回も銀行へ足を運ぶことになり、全てが終えるのに1年以上の時間がかかってしまった。

後編へ続く。

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