ブライトバーン/恐怖の拡散者

映画感想・考察

★★☆☆☆ 2019 アメリカ 監督:デヴィッド・ヤロヴェスキー 製作:ジェームズ・ガン 出演: エリザベス・バンクス、メレディス・ハグナーアデル・エグザルコプロス、デヴィッド・デンマン、ジャクソン・A・ダン、マット・ジョーンズ

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あらすじ

子供に恵まれないトーリとカイルは、空から落ちてきた赤ん坊をブランドンと名付けて育てる。12歳になったブランドンは夫婦にとってかけがえのない存在だが、異常な力と行動を見せ始める。

感想

あの「スーパーマン」が、もしも悪の存在だったら、どのような少年時代を地球で過ごしたのだろか?。というIFと前日譚を組み合わせた着眼点は面白い。しかし映画は面白くなかった。何もかもが中途半端だった。

設定倒れの「作業プレイ」

ストーリーは起承転結の”承”で終わっていて、特に大きな盛り上がりも無く終わる。続編を意識しているのか、連続ドラマの第1話だけを見せられた印象だった。

少年はスーパー・パワーの持主だが、それに対抗し得る力を持つ存在が居ないので、派手な戦闘アクション・シーンも無く、後半はチートキャラの作業プレイを見ているようで退屈。

そんな退屈を埋めるためか、ゴア描写には異様な熱量を感じた。スーパー・パワーをもつ少年からの一方的な加害となるので、ムナクソ悪い。このようなシーンも「ザ・ボーイズ」で既に見てきたので目新しさも無く、ただ不快さだけが残った。

主人公の視点が定まらない惜しさ

物語の主人公が、少年なのか、母親なのか、どっち着かずの印象で、どちらか一方の視点に寄せて欲しかった。

母親を主人公に据えるならば、彼女の視線での進行に徹底してほしいし、少年を愛する母親としての人格や、関係性、エピソードを掘り下げた上で、それを裏切る少年を不気味な存在として描いてほしい。

少年を主人公に据えるならば、思春期ならではの戸惑いや欲望、両親への愛と反抗、などの経験を経て彼の心情が変わっていく様を描いて欲しかった。設定の着眼点は良いけど、シナリオが弱いため、この劇中のキャラクターには興味が持てず、続編を見たいと気は起きなかった。

コメント

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