オーディション番組「ガルバト」から誕生したCIRRAのデビューEP。3/18リリースから大分遅くなったが、「ガルバト」から注目していた私なりの感想をまとめた。
楽曲の感想
Always
正直な感想は”イマイチ”。他3曲が良曲のため、期待値が上がり過ぎたか。
シリアスなテーマの楽曲は悪くはないが、デビューEPのタイトル曲にするには違うと感じた。
ミュージックビデオは、更にガッカリ。特にパステルカラーのフリフリ衣装は、楽曲とアンマッチで”コレジャナイ感”を強く抱いてしまった。
しかしながら「Dance Practice」動画はとても良い。ただのダンプラではなく踊りながら生歌唱を聴かせている。「ダンスだけではなく、歌も聴かせる!」というグループの気概と理念を見せている。多少の音程のズレや苦しそうな発声もライブ感があって良い。是非またこのような動画を作って欲しい。
one-way runway
オーディション課題曲でスッカリお馴染みだったが、番組中には聞けなかった2番のフレーズが新鮮。王道の”J-POP”テイストが懐かしくもあり、この路線を進んで欲しいと改めて思った。
MVの印象は”合格点”。よく出来ているが、意外性や新たな見所といったモノは感じなかった。1つ不服を言うならば、マノンにメガネは要らない。
Close
このグループの魅力を最も活かしているのが、この曲だろう。
全員ダンスレベルが高く、”エロ”とは違うベクトルの女性らしい魅せ方が上手い。歌唱力のあるメンバーも多いので、複数ボーカルによるスローバラードでも曲の印象が散らからずに纏っている。
この大人っぽい路線とJーPOPの両輪を軸にしていくと、とても魅力的なグループになると思う。
All for Me
4曲中で最もよく聴いている。この曲はボーカルのパート割が絶妙で、特徴的なモモ、マノン歌声が上手くハマっている。
この曲の最大の山場は2:15ごろのシャウト。オーディションで”パワーシンガー”と評されたヒナタの歌声が心地よい。
メンバーの印象
全員が歌唱するグループだが、ボーカルワークは、シモミュウ・ヒナタ・ユナの3名を軸にしつつ、メンバーの実力に応じてパート割が偏っている。一部ファンは不満に思うだろうが、実力主義のグループを目指すのであれば、私は当然の事だと思う。
絶対的な安定感:ヒナタ・ユナ
ユナの表現力はズバ抜けている。例えば、同じメロディーを複数メンバーが順番に歌う楽曲は最も比較しやすい。彼女が歌う場合は、1フレーズに込める”感情”や技術”など、情報量の密度がとても高い。グループ全体の実力を底上げに貢献しつつ、自己アピールも欠かさない姿勢に好感。
ヒナタは”パワーシンガー”の面もあれば、サイドでのコーラスなども器用にこなして楽曲に華を添える。彼女の印象と評価は、”iScream”時代とガラリと変わった。元から実力者だが、再デビューやリーダー就任という経験によって表現の幅も広がったように思える。
どんどん洗練されていく:シモミュウ・ヨシミュウ・マノン
ユナ・ヒナタに並んでボーカルの中心を成すシモミュウ。パート割りでも大事なサビ部分を任せられている事が多い。ボーカル未経験だったため技術面では2人に及ばないが、手垢の付いていない真っ直ぐな歌い方が心地良い。彼女はオーディション途中から雰囲気を纏い始めていたが、今後どんな変貌を遂げるのか楽しみ。
オーディション時の印象から最も変わったのは、ヨシミュウ。SNSなどで新しい映像が映像が公開される度に色っぽく進化している。正直に言うとオーディション中は注目していなかったが、現在は最も目を惹く存在になった。ヘアスタイルに試行錯誤を重ねて、最終的にショートカットに落ち着いたようだが、私はロングのアップがベストだった。女性らしい美しいウエストのくびれをダンプラで初めて見た時は、ミロのヴィーナス像を想起した。
オーディション中は”えこひいき”と言われていた初心者マノン。TikTokなどの彼女のソロショットを見れば、プロデューサーが彼女を最後まで残したくなる気持ちは充分理解できる。他のメンバーに比べればダンススキルは及ばない点があるだろうが、グループの足を引っ張るようなレベルでは全くない。将来は彼女がグループを代表する存在になるかもしれない。
ボーカルの層を厚くする:ニコリ・モモ・ユララ
身長ゆえにダンスパフォーマンスでは少し目立ちにくいが、しっかりと自分の仕事をこなすニコリ。歌では「この声は、誰だろう?」と思うと彼女であることが多く、サビなどの担当は少ないが”堅実な中継ぎ”という印象。しかし、Closeの「wait…」パートなど、出る所ではバッチリとキメる頼もしい存在。
ダンスの実力トップのモモ。鍛えられた肉体も美しく、特異な雰囲気も纏っているのでダンプラではついつい彼女に視線が行く。そして、彼女は歌声もイイ。声を張るタイプの歌い方ではないが、憂いを感じる声色が魅力で、リズムへの乗せ方も心地いい。
オーディション中は自己流の矯正が課題だったユララ。楽曲中の彼女のパートを聴いても変なクセは感じないが、良い意味で彼女の歌が目立つ時がある。特に”one-way~”の2番冒頭、ラップのような軽快な歌い方がバッチリとハマっている。彼女もスタイリングで思考錯誤しているようだが、ポニテ姿がアリアナ・グランデぽくて一番好き。
もう少し見せ場が欲しい:コハル・トア
ビジュアル面は抜群だが、パフォーマンスでは埋もれてしまう印象のトア。この課題はGirls2時代から変わらないが、ボーカル層の厚いCIRRAでは歌割が少ないため、より顕著に感じた。今後に彼女の変化と成長に期待する。
トアと同じくらい歌割が少ないコハル。オーディション中はボーカル面で不安な印象は無なかったので、不思議な結果だ。彼女の魅力である力強い眼力はクールでカッコ良く、センターに来た時にとても印象に残る。時折見せる10代の女の子らしい自然な笑顔も可愛いので、様々な魅せ方を模索して欲しい。
プロデュースの印象
佐藤晴美はフェイドアウト?
オーディションでプロデューサーを務めた佐藤晴美の姿は、すっかり見えなくなった。
彼女がCIRRAについて言及するコメント記事などは拝見したが、(私の知る範囲では)イベントなどにも姿を現すことも無かった。
プロデュースはオーディションまでだったのか?。番組内での彼女の振る舞いが不評だったので、影を潜めているのか?。
どういう状況か分からないが、今夏開催の LDH Girls Expo、サプライズ共演を見たい。
スタイリング
前述の通りAlwaysのカラフル衣装が世間的にも不評だったのか、その後の映像作品やイベントでは黒い衣装での登場が多くなった。その方が確かに似合っている。
ダンプラ動画などで、お腹を出してボディラインを見せる衣装が続いている。とても美しくて似合っているのだが、体型維持に苦労するメンバーも居そうで少し心配になる。
これらの衣装や、生歌ダンス動画の公開などの試みを見ると、華美な装飾は廃してホンモノの”実力”と”美”をアピールする戦略なのかと感じた。
次回作は?
前述の通り今作の中では”Close”が最も彼女たちの真価を引き出したと思うので、次回作でも同テイストの楽曲を予想している。
既に実力は充分あるので、良い楽曲に恵まれることを大いに期待して、次回作を待つ。


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