ガルバト:番組の”しくじり”から感じたCIRRAへの懸念と期待

LDHガールズ

one-way runway」や「Close」 のビデオが公開され、デビューが待ち遠しいCIRRA。

このグループが誕生したオーディション番組「ガルバト」を正月休みに再視聴した。この番組には多くの反省点がある。放送期間中は炎上し、このブログでも散々ダメ出しを書いたので、番組構成や細かな点はココでは触れないが、CIRRAの成功の可否に通じる『LDHのプロデュース能力』を焦点に振り返ってみたい。

※↑反省と関係ないが、番組最初に紹介された参加者はコハルだった。

プレゼンテーションが下手

最も致命的で不安視するポイントがコレ。放送初回のHIRO社長と佐藤Pから、企画の目的や思いが語られたが、言葉が軽い上にビジョンがイマイチ見えてこない。そのため期待をかけることが出来ず、最終回までモヤモヤしたまま視聴を続ける事になった。

語り口も少し稚拙で抽象的な表現が多い。例えば「E-girlsの復権」というワードを掲げていたが、現在E-girlsは存在しないのだ。「LDHの復権」または「E-grilsの復活」ならば分かる。「女性版EXILE TRIBE」というワードも推していたが具体性は示さない。

そのため、言霊を感じられず、この企画が見切り発車しているような印象も与えた。

言葉を伝える事を生業にしている人間・企業であり、重要なポストに就く者ならば、「理念・目的・目標・手段」などをビシッと伝えて欲しかった。

CIRRAをどのようなグループとしてデビューして成長させるのか?。きっとE-girlsの路線を踏襲するのだろうが、しっかりコンセプトを固めた上で世に送り出してもらいたい。方向性が不明瞭だったりブレているとファンが感じ出したら、きっとまた炎上するだろう。

タコツボ化したビジネス・モデル

「Circle of Dreams、憧れの連鎖」というワードも掲げていた。これはLDHのビジネス・モデルでもある。

LDHが抱える”EXPGスタジオ“というダンス・スクールが、正にその中核にある。多くのLDH所属タレントがその卒業生であり、CIRRA内の半数以上が在籍していた。

LDHの内外問わず多くのタレントを輩出したスクールを否定はしないが、長く続ける事によって「同じようなグループやアーティストが飽和」「優等生ばかりで強い個性や開拓精神を持つ者が生まれない」といった弊害はある。実際に現在LDH所属の男性グループも見ても、私にはサッパリ区別がつかない。

そのような状況の中で、LDH色に染まっていないモモをCIRRAへ引き入れた事は、グループに良い作用が働くと期待したい。その期待はコイロにもあったが彼女は強いアイデンティティを持ち、染まることを拒んだ。

LDHは熱心なファンが多いが故に、新しい層のファンを取り込もうという姿勢があまり感じれない。これは上述の似たグループの飽和にも繋がる話だ。過去の成功体験を繰り返してばかりのように見える(もちろんブラッシュアップしているが)。

今はそのビジネス・モデルが成立しているせいからか、身内やファン以外からの冷ややか評価については、気にしていないのか、見えていないように映る。その空気の読めなさは、先日行われていた内容の薄いLDHパーフェクトイヤー記者会見の様子からも伝わった(目玉発表が書道ってw)。これは前述のプレゼン下手の原因へも繋がる。

CIRRAはE-girlsの亡霊達へのウケを狙ったグループには成って欲しくないし、LDHは女性グループ全体の躍進のために時代のニーズとシーズを提供できる企業になって欲しい。

プロデューサーの権威づけ

「泣き過ぎ」だの「出過ぎ」だのと炎上していた佐藤晴美氏。それに関しては気の毒だった。

この企画における”佐藤晴美プロデューサー”の扱い方に関して、2点の失敗があった。

  • 司会進行も務めさせたこと
  • オーデション参加者への指導や交流が少ないこと

オーディションのルールなどをプロデューサー自ら説明させた事によって、その立場や威厳を下げてしまった。アナウンス経験も無いため、フォーマルな喋り方に不慣れで拙い印象を与えた。これは佐藤晴美氏が悪いのではなく、彼女にこのような役割を与えた者・許可した者の責任だ。

佐藤晴美氏のプロデューサーとしての実力は未知数だ。しかしE-girlsの後継グループを作るならば、その旗振り役には彼女が最適だ。ところが終盤になるほど番組から彼女の存在感は消えていった。ならばどうすれ良かったのか?。

この企画の構図としては「参加者はE-girls(佐藤晴美)に憧れ、自らも成ろうとしている」という訳だから、参加者にE-girlsへの想いを語らせたり、佐藤氏からのアドバイスに鼓舞されたり、直接指導によって成長する。そのようなシーンを序盤から多く設けることが必要だったのではないかと思う。

「▲▲プロデュースの新人」という肩書きは90年代ごろから多く使われ始め、今なお続いている。CIRRAへブーストをかけるためにも、佐藤晴美氏の評価も上がる番組にして欲しかった。

ちなみに私はこの番組を通して、ダンサーのToshiya先生が気になってしまい、インスタをフォローした。

デビュー経験者3名の参加

結果的に、とても良い作用が働いた。ユナ・ヒナタは技術面・精神面でメンバーを導き、トアはビジュアル面で良いフックになり、デビュー前からこのグループのクオリティは担保された。

しかし、番組中は彼女らの参加に関してメチャクチャ荒れた。出来レースと言われる事は仕方ないが、彼女らが参加するためのシナリオ作りがヘタクソだった。始めから経験者を参加させる意図(実力の底上げ)を説明したり、途中審査からシードで参加させたりも出来たはずだ。

3名の参加動機についても「E-girlsに憧れてた」とか綺麗事だけ言わせるのではなく、生々しい本音を語った方がアンチは沸きにくかったように思えるし、リアリティーショーとしても盛り上がったかもしれない。

既存グループのファンからも様々な批判と憶測を生んでしまい、事務所のプロデュース能力と計画性を疑ってしまう事になった。

LDHガールズが集結する今夏のガールズEXPOでは、雑念を払って楽しめるようになりたい。

デビュー・タイトル曲の予想と期待

3月発売予定のデビューCDだが、いまだにタイトル曲のみが未発表。

オーディション中には使われていない完全新曲だろう。きっと発表済みの3曲とはテイストの違う曲だろうから、とても楽しみだ。

もう1つの予想は「Follow Me」のカバーだ。E-girlsの復活を掲げるには、うってつけかもしれない。しかしこれは博打でもある。新鮮味に欠けるという面もあるが、一部のE-girlsファンの反発が予想されるし、もしも爆死したらE-girlsの看板にキズをつける事にある。だから可能性は低いだろう。

ガルバトについての感想はこれが最終回。読んでくれた方、ありがとうございました。

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