うつ病(10)再発予防期の過ごし方

心療内科への通院を終えてから、およそ2年前が経過した。現在は”寛解”の状態が続いている。

再発の可能性が高いことを自認する

”寛解”とは一時的、または長期的に病気の症状が消えた状態。”完治”とは異なり、再発の可能性がある。

うつ病は再発率の高い病気で、私自身も再発を繰り返し3回の長期休職を経験した。それらの後遺症なのだろうか、以前よりもストレス耐性が低くなったと感じる。もちろん単純に歳をとったせいかもしれないが。

私は真面目で我慢する性分なので、きっと再発のリスクは高いタイプだろう。そのように自認しているので、残りの人生は「出来るだけ頑張らないようする」と決めた。

サインを見逃さない

小さなストレスを自覚する事は意外と難しい。日常で様々なストレスを受けて無自覚に溜め込んでいる。

私の場合は、よほど過大なストレスが続かないと気分の低下や不眠になる事は殆どないが、その手前の段階では様々な兆候が現れる。

まず、ストレスが高まると発作的に無駄な買物や暴食に走る傾向がある。それは悪い習慣と分かりながら、ある程度は”ガス抜き”として許容している。

さらにストレスが蓄積すると、身体へ不調が現れやすい。これまでも手の痺れや神経痛、排便障害などが発症したり、昨年には”突発性難聴”という形で現れた。

そのような兆候を”無意識のSOSサイン”として認知しておき、そのサインに気が付いた時は、生活習慣とストレス源について確認・改善するようにしている。

ストレスの源を特定して遠ざける

私にとっての日常生活のストレスは何か?。それは、育児、家事、夫婦関係、仕事の中に在る。少し前までは”介護”も加わっていたが、幸か不幸か介護は終了した。

これらの事柄へ注ぐ自分の時間と労力を減らしたり、配分することで、ストレスの総量が一定以上を増えないよう調整している。その結果、暫くは仕事をセーブして主夫業を生活の軸へ置くことにした。

育児のストレス

子どもの面倒や相手をするのは大変だ。育児の上で私の最大のストレスは、”自分の時間を削られること”だ。やるべき事や、やりたい事が出来ない状態が続けば、次第に子どもを疎ましく思うようになるかもしれない。しかし、育児から逃れる事は出来ないし、娘も可愛がりたい。そのため仕事へのリソースを大幅に減らす事にした。もちろん収入は少なくなったが、再発して働けなくなるより余程良いと考えた。

家事のストレス

私は料理や掃除・洗濯が苦にならない。むしろ料理は好きだ。一方で妻は家事が嫌いでストレスになるようだ。それが私が主夫をしている理由でもある。しかし、私も気分が乗らない日はある。そんな時は、子どものご飯もコンビニで済ませる。家事は100点満点を目指さず、平均70点ぐらいを目安に毎日続ける事が大事だと思う。

夫婦生活のストレス

主夫を続けていると、殆ど家事をしない妻を疎ましく感じる事がある。しかも生活費は私の方が多く負担しているから尚更だ。しかし、妻に家事をしてもらう事は随分前に諦めている。このようなモヤモヤした感情が時折、大きなストレスになる。これについては都度、工夫をするしかない。寝室を分けたら、程良い距離感になったような気がした。普段はなるべく衝突を避けるのだが、つい最近久々に喧嘩をした。お互いに納得の行く決着では無かったが、感情をぶつける事が出来て私は少しスッキリした。たまにはいいだろう思う。

仕事のストレス

仕事へのリソースを大きく減らして、ストレス総量の調節弁にしている。昨年は1年以上勤めていたバイトを辞めた。最初は4時間勤務の契約だったが、人手不足を理由に時間延長を求められたり、トラブルが起きると定刻で帰れない事が続き、子どもの帰宅に間に合わなくなる事があった。それがストレスになっていたので退職し、今は短期や単発のアルバイトをしている。いずれ子どもに手がかからなくなれば、フルタイム正社員に就きたいが、その時には収入が良くてもハードな仕事は避けようと考えている。

PDCAを続ける

上述のような工夫をして「出来るだけ頑張らない」ための努力をしている(矛盾しているようだが)。

それを実現するためには自分自身や生活環境についての、正しい自覚と改善が必要だ。

私は以前に品質管理の業務に就いており、そこでは不具合や事故の再発防止のために”PDCAサイクル”が、よく用いられていた。うつ病の再発予防にも利用できる概念だと思う。

PDCAサイクル:Plan/計画 -> Do/実行 -> Check/評価 -> Action/改善 -> Plan… を繰り返す。

なんだか難しい内容になってしまったが…、まずは疲れたら無理をせず休み、改善できる所があれば実行すれば良いと思う。

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