遺品整理(4)残土処分に困る

住居

遺品整理で最も苦労したのは「土」だった。バルコニーには家庭菜園用の大きなプランターがいくつも残っており、その処分に頭を悩ませた。

プランターの植物は、主の母が体調が悪くしてからは世話をしていなかったので、手を付けた時は既に殆どが枯れていた。それらを1個づつ伐採していたが、一部はブロック屏まで”蔦”が張り巡らされており、除去するのも一苦労。

伐採した植物は小さく切り分けて可燃ゴミとして捨てたのだが、残った土の処分が困った事になった。土は一般ゴミとして捨てることが出来ない。廃品回収業者でも引き取ってくれない。どうしてもという場合は、専門の産業廃棄物回収業者に依頼する必要があるが費用をかけたくない。

思案した結果、「土は土に埋めてしまおう」という事にした。しかし、我が家には庭が無い。建物周囲の四方の土地は防草シートを引き砕石で覆っている。そのため砕石を一時撤去し、防草シートを全て剥がして土を露出させ、プロンターに余った土を埋める。という作業をした。これが、かなり重労働だった。砕石と土を何往復もかけて運んでいると次第に腰を痛め、何度も途中で投げ出したくなった。

およそ1ヶ月かけてようやく作業完了。苦労したが、筋肉が付いてダイエット効果もあったので良しとした。それ以降はホームセンターの園芸コーナーで売っている土を見かける度に「土なんて2度と買うものか!」と思うようになった。

空っぽになったのプランターも、ジモティを利用して引き取ってもらうと、バルコニースペースもスッキリ。枯れずに残っていた正体不明の鉢植えは私が引き継いで育てることにた。その後、私自身が植物に興味を持つようになり庭のDIYにハマったが、それはまた別の記事に書こうと思う。

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